SSブログ

複合機のW-NET FAX(インタネットFAX)機能はどうなったのだろう [W-NET FAX]

10年以上前に「TTC標準JT-T37 蓄積交換型のインターネットファクシミリデータ伝送手順」が決まって、
http://www.ciaj.or.jp/hats/japanese/guideline/fax/HATS-F-004-V1.1.pdf
各社の相互実験もされたのだが(ページが削除されてしまっている)
http://www.ciaj.or.jp/ciaj/pressrelease/W-NETFAX.htm
名称もW-NET FAX と決まったのですが、ぜんぜん普及していません。

詳細説明は公式サイトはないので複合機メーカのサイト見ると下記の通りです。
http://www.ricoh.co.jp/fax/w-net/
http://cweb.canon.jp/canofax/lineup/l1000/features.html

しかし、メーカのサービスマンも一部の方しか理解してないようです。
http://wagamamace.blog.fc2.com/blog-entry-18.html

メリットとしては
1.コピー品質の高解像度で送信可能
2.高品質カラーFAXも可能
3.電話料金無料
等です。

デメリットとして
1.インタネット環境が必要
2.メールアドレスが必要
3.メール方式の為、迷惑FAXがくるのではという不安がある
4.盗聴の可能性もある

たぶん、メリットを理解してないことで普及してないと思います。
デメリットにたいしては複合機メーカが共用のメールサーバーを立上
SSLでの暗号化と複合機のみの送受信にすれば解消できると考えます

あとターゲットを間違えていると思います。
ITの進んだ企業ではスキャナーしメール添付で送っていると思います。
むしろITの進んでない中小企業の方がメリットがあると思います。
また、セキュリティ上もメール添付ファイルは危ない場合があるので、
むしろメーカ主導の共有SSLセキュリティメールサーバを使ったほうが安全と考えます。
複合機メーカもみかかさんもそうしないのはなぜだろう?
どちらにしても複合機メーカの売る気のなさはなぜだろう?
nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 4

wagamamace

はじめまして
W-net FAXが普及しない理由について、現場CEから一言。
今までの電話回線を使うFAXだと、送信する相手と通信をしながら、送るので、相手に確実に送信できたことが確認できるが、
W-net FAXはインターネットメールの仕組みを使っているので、メールサーバーまで送れたことしか確認できないので、相手に確実に送信できたかどうかが不明といったところでしょうか。
相手に確実に届くのが確認できるのがFAXですからね。
by wagamamace (2011-12-05 22:59) 

電脳網絡

コメントありがとうございます。
>W-net FAXはインターネットメールの仕組みを使っているので、メールサーバーまで送れたことしか確認できないので、相手に確実に送信できたかどうかが不明といったところでしょうか。
仰るとおりですね。
しかし、お言葉ですがMDN又はDSN で送達確認はできると思います。
この事も10年たっても標準の設定、運用が定まってないのが促進しない理由では・・・
http://patent.astamuse.com/ja/granted/JP/No/4010351/B2?refid=612434 
by 電脳網絡 (2011-12-06 15:10) 

通りすがり

はじめまして、偶然ここに辿り着きました。普及しない理由は、ズバリ普及してないからです(笑)。送信元と送信先が同じ技術をサポートしていることが明確でないと、送信できません。FAXは電話番号だけしか通常登録されないので、相手機がインターネットFAXの機能を持っているかどうかの情報すら、送信元の機種が、自分で管理していません(笑)メーカーさんもやる気なし、売る気なしですね。

蛇足ですが、特定メーカの特許技術を挙げられても、業界全体で推進することにはなりません。むしろメーカーにとって自社独自技術は囲い込み手段です。日本に国際標準を作る能力がないのは、優れた技術を無償公開することのメリットを理解しないからでしょう。
by 通りすがり (2014-06-25 14:50) 

電脳網絡

コメントありがとうございます。
9ヶ月前のコメントに返信をしております。
亀レス申し訳ありません。
>特定メーカの特許技術を挙げられても、
特許ページをリンクしたので誤解を招いたかもしれません。
MDN、DSNはRFC2530で規定されていることだと思います。
以下別のページをリンクします。
https://tools.ietf.org/html/rfc2530
http://pentan.info/doc/rfc/j2530.html
下記の6ページ目
http://www.ciaj.or.jp/hats/japanese/seminar/2012/09.pdf




by 電脳網絡 (2015-03-31 20:46) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。